読経料等、寺に対してのお礼として使われた費用

相続税の金額の計算時には、遺体の搬送から告別式の執行までの葬式費用を被相続人の財産の総額から差し引くことが可能です。この差し引くことができる葬式費用には、お寺に対して支払う費用も含めることができます。
お寺に対して支払わなければならない費用として、まず挙げられるのは戒名料です。被相続人が亡くなった後は、通夜を執り行う前までにお寺の僧侶に戒名をつけてもらうことになりますが、この時に支払わなければならないのがこの費用です。戒名料はお寺の宗派や格式、位号などによって異なりますが、最も安いケースでも10万円前後、高額なケースで数百万円が相場となっており、金銭的な負担が決して軽いとはいえません。
また、お布施(読経料)もお寺に支払わなければならない費用の一つです。通夜や告別式では、お寺の僧侶を招いて読経をしてもらいますが、この時に来てもらった僧侶に対して手渡すお金が読経料です。読経料は予め決められた料金ではなく、お経をあげてもらった僧侶に対する謝礼という意味合いが強く、葬式費用に含めて良いのかどうか議論が分かれるところですが、現在では葬式を執り行うための必要経費の一部とみなす考えが一般的で、相続税法等でも相続財産の総額から控除できる経費として認められています。

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